各宗教のお飾り

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@仏式
各宗教の中で最も多く知られるのが、仏式のお葬式です。
また、仏式と一言でいっても、その宗派は大変多く分かれており、基本的に一部の宗派を除き、お葬式の飾りは写真のように寺院本堂を真似たお宮を最上段に建て、次に遺影写真、各宗派の本尊、位牌と下り、お棺は祭壇の手前に安置して、家族がいつでも故人と面会が出来るようになっております。又、最近はお花だけで飾る祭壇も安く出来る事から、この祭壇を利用する人も少なくなって来ています。

A無宗教
仏式・神式・キリスト教など宗教的な儀式にとらわれず、故人の遺志や家族の想いを中心に自由な形式で行うお葬式です。
そのため、花を中心にした祭壇が良く見られ、亡き人の趣味だった楽器やスポーツ用品、山や海などの写真、鉄道模型など披露する方も居ます。
また、形式よっては「お別れ式」「偲ぶ会」「追悼会」とも呼ばれる事もあり、式は内容などを相談し合い作り上げていくのが無宗教葬儀の特徴となります。

B創価学会
創価学会におけるお葬式は、「友人葬」または「学会葬」とも呼ばれ、仏式などに見られる僧侶はおりません。
基本は、その地域の支部の方が参列し遺族と学会員が祭壇の上段に掲げる、お題目が記された本尊を拝みます。
菊花や色花の生花は控え、お樒(しきみ)という樹木を代わりに使用して祭壇周りを飾ります。
また、各人が一斉に勤行を中心としたお経などを唱えたり致します。

Cキリスト教
キリスト教は、その歴史と共に教派が細かく分類されており、日本ではプロテスタントとカトリックの2つが広く知られております。
お葬式に関しては、飾り付けや儀式的な内容に多少違いはありますが一般的にお式は教会を使い、主にお棺や教壇の周りを洋花で飾り、神父や牧師などが中心に祈りを捧げ進行していきます。

D神式
神の儀式(神道)などに沿って執り行うお葬式が神式と言われるもので、神社神道をはじめ、教派神道・民族神道・学派神道などがあり、その中でも枝分かれしているため、様々な形式で存在しております。
代表的な神社神道の葬儀飾りは、神が宿るものとされる神体を写す神鏡を上段に配置し、その他の飾りは神にお供えする神饌といわれる山の幸、海の幸などが置かれます。
また、神の宿り木とされる榊や玉串を使用し、御霊(みたま)=【魂】を霊璽(れいいじ)=【位牌的な物】に移すという大切な儀式も行い、お葬式は神社ではせず神宮と祭員を自宅や式場に招き、そこで儀式を進めます。

※この他にも、様々なご宗教やご宗派が存在し、新たな宗教法人を申請されている信仰宗教もいくつかございます。
今、掲示しているのは、葬儀を執り行う際に発生する一部の宗教であり、私どもがお飾りをさせていただく際のご参考写真です。
そのため地域や葬儀社などによりお飾りが違う場合もございますので、予めご了承をお願い申し上げます。