お葬式の種類

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お葬式には代表的なもので主に5つの種類があります。

直葬・火葬式
一般に知られる通夜式や告別式など、形式的な儀式は一切行わない為、もちろん白木祭壇や生花祭壇の飾りもありません。指定された火葬場へ直接家族などが集まり軽いご供養をされた後、直ぐに火葬を行う形式です。
人数の制限はありませんが、およそ10名様未満が多いようで、費用も抑える事ができます。場合によっては炉前で僧侶に読経や祈祷をしてもらう方もおられます。
また地域によっては火葬式とも呼ばれ、最近では需要が伸びてきています。

お別れ葬
元々、直葬などを考えていた人が、せめて最後のお別れだけでも、しっかりと行ってあげたいという希望から生まれました。
通常、葬儀式場や自宅で家族と親しい者だけで集まり一日限定で行います。飾り方は、お棺の廻りを花で囲ったり、テーブルの上に花を飾り、それを祭壇代わりとして故人を偲び執り行い、最後に故人へと献花をされお別れをする形式です。
そのため、お通夜はなく時間の短縮や費用をグッと抑えることが可能です。
一昔では、これを密葬と呼んでいた所もあり、都合により不幸を知られるのを嫌がられる方が利用していましたが、今では故人と深い親交のあった方々を中心とした葬儀式とされ多くの方が注目しております。

家族葬
故人とつながりの深い家族や親しいものだけで参列し、少人数・小規模にて葬儀・告別式を行う形式です。
かつて多くお参列者を招いた葬儀とは異なり、主役は参列者というよりご家族となります。そのため色々な形式にとらわれずに行うことができ、人数の制限や返礼品、料理の振る舞いなどもご家族本位で進行します。
なかにはお香典や供花なども辞退する方も少なくありません。
従来の葬儀より参列者に気兼ねすることなく、亡き人とお別れができるため、社会現象にもなり、特別なお葬式というよりかは、本来の会葬者の多い大きな葬儀が一般葬とされ、それに反する小さなお葬式が家族葬ととらえられている方が多いようです。

一般葬
昔から皆様が慣れ親しむ代表的な飾り付けをしたお葬式の事を謳います。
今までに説明した直葬や家族葬など、家族の気持ちを優先としたお葬式とは対照に、一般葬は参列者としてお呼びした多くの人々に故人の社会的終焉を知らせ、亡き方の人生の尊敬と送る人達に命の尊さを実感していただく場でもあります。
そのため家族は、共に悲んで頂く参列者に対し、感謝の念を抱き、亡き人を尊重する儀礼として、白木や生花で祭壇を飾り、亡き人の功績をたたえ、亡き後の世界を導いていただくために僧侶などを呼び、参列者に料理振る舞いや会葬返礼品を施し、今日の亡き人の存在を心の糧として、悲しむ人々により強く命と人生をつなげてほしいというものです。

オリジナル葬
定着した葬儀式の概念はなく、施行をする家族が自由なスタイルで進行していく形式のものです。
そのため、宗教的な事に囚われる形式を好まない方が多く、無宗教葬や音楽葬、遺品や思い入れの品を飾った、偲ぶ会などもこれに含まれます。
儀式をいうことより演出をされる形式なので、イベント的でパーティーなどのように歌を歌う方もいれば、笑って亡き方を送りたいと申し出をされる方もいます。
自由な形でも、亡き人を心で送りたいという気持ちは他の葬儀と同じですが、執り行う場合は様々な打合せや、家族の準備なども必要となり、基本は家族が中心となって進行して行う形式なので実行するのも少し勇気が必要です。

その他
この他にも地域、状況、個人の希望などにより様々な形式があります。
「市民・区民葬」…市・区などの役所が窓口となり、自治体や業者を案内し提供をしている簡素な葬儀です。
「社葬」…企業の重役や会社に貢献した社員が殉職した時に企業側が行う葬儀です。
「合同葬」…遺族側と企業が合同に主催して行う葬儀です。
「ホテル葬」…ホテル側が企画をたて、そのホテルのホールを使用して行う葬儀です。
「生前葬」…生前中に本人が行う葬儀です。参列者を招待状で案内し、直接本人がお礼や事前のお別れの挨拶を行う葬儀です。
「遺骨葬」…葬儀の前に火葬をし、遺骨にしてから行う葬儀です。
「友人葬」…創価学会専用の言葉で、僧侶は立てず信仰者同士で助け合い行う葬儀です。